SBI証券は、日本最大級のネット証券会社の一つで、初心者から上級者まで幅広い投資家に利用されている証券会社です。PCやスマホを使って簡単に株式や投資信託の売買ができ、店舗を持たない分、手数料が安いのが特徴です。
また、SBI証券は取り扱い商品が豊富です。日本株だけでなく米国株や投資信託なども購入できます。このように投資初心者にとっても魅力的な証券会社ですが、一方でデメリットや注意点もあります。
まずは、SBI証券の悪い口コミや評判について、実際の利用者の声を交えながら解説します。
1. 利用者の口コミ・評判(悪い口コミ)
SBI証券は多くの投資家に利用されていますが、一部の利用者からは画面が見づらく操作がわかりにくい、メンテナンスが多いといった声が上がっています。ここでは初心者の方が特に不便に感じる点について、詳しく解説します。
(1) 画面が見づらく、操作がわかりにくい
SBI証券の取引画面は情報量が多く、初心者には少し複雑に感じることがあります。
- 「情報が多すぎて、どこに自分の行きたいメニューがあるのかが分かりにくい」
- 「投資自体に不慣れである上に操作が直感的にわかりづらく、四苦八苦した」
特に、スマホ版とPC版で操作感が違うため、初心者にとっては慣れるまで大変かもしれません。

私もSEなので画面設計を行いますが、正直イマイチな作りだと思っています。
(2) メンテナンスが多く、取引できない時間がある
定期メンテナンスが頻繁に行われるため、取引できない時間が発生することがあります。メンテナンス中はログインができず、資産状況の確認や注文ができないため注意が必要です。
- 「メンテナンスが多くて、取引したいときにログインできなかった」
- 「週末に資産状況を見ようと思っていたのに確認できない」
SBI証券のメンテナンス時間は、土日や深夜帯といった平日日中以外に行われることが多いです。
SBI証券は便利なネット証券ですが、操作のわかり見づらさやメンテナンスの多さが初心者には不便に感じることがあるかもしれません。これらのデメリットを理解し、事前に対策をしておけば、より快適に利用できると思います。
悪い点を見てきましたが次からは、SBI証券の良い口コミ・評判について見ていきましょう。
2. 利用者の口コミ・評判(良い口コミ)
SBI証券にはデメリットもありますが、初心者にもメリットが多いため、多くの投資家に支持されています。ここでは、特に初心者にとって便利なポイントを中心に、良い口コミを紹介します。
① 「ゼロ革命」で手数料が無料に!お得に取引できる
2023年9月から始まった「ゼロ革命」により、SBI証券では各種手数料が原則無料になりました。
☑️ 「ゼロ革命」とは?
- 「手数料無料のおかげで、小額投資でも気軽に売買できるようになった!」
- 「ゼロ革命のおかげでコストを気にせず取引できて最高!」
☑️ 初心者にとってのメリット
- 手数料無料なので、少額からでも安心して投資を始められる
- 何回取引してもコストがかからないため、こまめに売買しやすい
- 「とりあえず試しに投資をやってみたい」という初心者でも気軽にスタートできる
② 豊富な取扱商品で、自分に合った投資ができる
SBI証券では、以下のような幅広い投資商品を取り扱っています。
- 日本株(単元株・S株〈単元未満株〉)
- 米国株・海外ETF
- 投資信託(100円から購入可能)
- IPO(新規公開株)
- 債券、FX、先物・オプション取引 など
特に初心者に人気なのが、「S株(単元未満株)」と「投資信託」です。
- 「少額から始められるので、初心者でも安心して投資できる」
- 「米国株や投資信託の種類が豊富で、自分に合った投資方法を選べる」
③ 使いやすいスマホアプリで簡単に取引できる
SBI証券では、初心者でも使いやすいスマホアプリ「SBI証券 株アプリ」や「かんたん積立アプリ」が提供されており、直感的な操作で取引が可能です。特に後者はNISAで投資する人にはオススメです。
かんたん積立アプリの特徴
- 「アプリが見やすく、スマホだけで手軽に積み立てが管理できる!」
- 「気軽に資産状況をチェックできてありがたい」
SBI証券は、手数料無料の「ゼロ革命」・豊富な投資商品・使いやすいスマホアプリといった点で、多くの初心者投資家に選ばれています。特に少額から投資を始めたい人や、手数料を抑えたい人には最適な証券会社といえるでしょう。

様々な手数料が無料なのはSBI証券の特徴だと思います。
次の章では、SBI証券のデメリットについて詳しく解説します。
3. SBI証券のデメリット
SBI証券は魅力的なネット証券ですが、実際に使用している私がデメリットと感じる部分を紹介します。
(1) 全体的に画面がわかりにくい
WEB版の取引画面は情報量が多いため、目的の画面まで辿り着く方法がわかりにくいです。毎日ログインして操作している人は慣れると思いますが、ログインする頻度が少ない私にはやや複雑に感じることがあります。
- 初心者向けの解説ページやYouTube動画を活用する
- スマホアプリをメインに使うと操作がシンプルでわかりやすい
② 土日にログインできない
仕事がない休日にログインして資産状況の確認や設定確認などをしたいのですが、その際メンテナンスでログインできない場合が多いです。
- メンテナンス時間を事前にチェックし、余裕を持って取引を行う
- 別アプリなどで資産状況を確認できるようにしておく
メンテナンスはSE的に仕方がないものと思っていますが、画面がわかりにくい点は何とかしてほしいと思っています。初心者にオススメできるネット証券ですが、最初は使いにくいと感じるかもしれませんが事前に対策しておけば、よりスムーズに活用できるでしょう。

使いにくいのはちょっとという人もいると思いますが、それでもオススメできる証券会社です。
次の章では、SBI証券のメリットについて解説します。
4. SBI証券のメリット
前章ではデメリットを紹介しましたが、そのデメリットを上回るメリットがSBI証券にあります。ここでは私がメリットと感じる部分を紹介します。
(1) 取引の手数料が無料!
SBI証券では以下の取引にかかる手数料が無料(0円)です。商品(株や投資信託)を買う際に、お金がかからないことは最大のメリットだと思います。
(2) 豊富な投資商品から、投資方針に則った商品を選べる
商品が豊富であるため、SBI証券だけで全て※に対応できます。※プロ投資家向けのマイナーな商品は購入できないかもしれません。
(3) クレジットカードで投資でき、ポイントが貯まる
通常購入時は口座から払いますが、SBI証券ではクレジットカードで購入できます。さらに購入額に対してポイントが貯まります。また購入時以外にも保持しているだけでポイントが貯まる「投信マイレージ」というサービスもあり、ポイントサービスが魅力的です。

クレカ積立時のポイントはクレジットカードの種類とそのカードの年間利用額で変動します。現実的なラインだと赤色(太字)になる人が多いと思います。
カード種類 | 年間カード利用額 | ポイント付与率 | 年間最大ポイント付与数 |
---|---|---|---|
三井住友カード プラチナプリファード Olive フレキシブルペイプラチナプリファード | 500万円以上 | 3.0% | 36,000ポイント |
300万円以上 | 2.0% | ||
300万円未満 | 1.0% | ||
三井住友カード ゴールド( NL ) Olive フレキシブルペイゴールド | 100万円以上 | 1.0% | 12,000ポイント |
10万円以上 | 0.75% | ||
10万円未満 | 0% | ||
三井住友カード( NL ) Olive フレキシブルペイ | 10万円以上 | 0.5% | 6,000ポイント |
10万円未満 | 0% |

保有額でもポイントが貯まりますので、実際は表のポイントより貯まります。
手数料無料・豊富な投資商品・ポイントが貯まるといった点が良いと思ったので私はメインでSBI証券を使っています。特に手数料を抑えたい人には最適な証券会社といえるでしょう。
次の章では、SBI証券の口座開設の流れについて解説します。
5. SBI証券の口座開設の流れ
SBI証券の口座開設は、スマホやパソコンから簡単に申し込めるのが特徴です。スマホで本人確認ができればネットだけで完結し最短翌営業日で開設できます。

ネットで申し込みを行う人は、以下の書類を用意しましょう。以下を用意できない人は「健康保険証」や「住民票の写し」などの書類が必要になります。
☑️ 本人確認書類(以下のいずれか)
- マイナンバーカード
- 通知カード+運転免許証
SBI証券の口座開設は、スマホで手続きすれば簡単&スピーディーです。初心者でも手順通り進めれば、すぐに投資を始められます。

口座開設ですが無料で開設できます。また維持にもお金はかかりません。
次の章では、SBI証券と他のネット証券(楽天証券など)との比較を解説します。
6. 他のネット証券との比較(楽天証券など)
SBI証券と並んで人気の高いネット証券に楽天証券があります。どちらを選ぶべきか、特徴を比較してみましょう。

(1) SBI証券 vs 楽天証券の比較
項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
---|---|---|
手数料 | 国内株式の売買手数料無料(他の取引も無料あり) | 国内株式の売買手数料無料 |
投資信託 | 約2,600本(Vポイント・Pontaポイント利用可) | 約2,600本(楽天ポイント利用可) |
米国株 | 約4,400銘柄、為替手数料の優遇あり | 約4,700銘柄、楽天ポイントで投資可能 |
IPO(新規公開株) | 取扱数が多い | 取扱数が少なめ |
ポイントサービス | Vポイント・Pontaポイント・dポイントなどが貯まる | 楽天ポイントが貯まる |
取引ツール | HYPER SBI 2など | iSPEEDなど |
(2) SBI証券がおすすめな人
☑️ Vポイント・Pontaポイント・dポイント・PayPayポイントなどを活用したい人
☑️ 米国株を低コストで取引したい人
(3) 楽天証券がおすすめな人
☑️ 楽天ポイントを活用したい人
☑️ 楽天経済圏(多くの楽天サービス)を利用している人
(4) どちらを選ぶべき?初心者のおすすめは?
初心者が迷った場合は、どのポイントを活用したいかで選ぶとよいでしょう。
- Vポイント・Pontaポイントなどを活用したいなら→ SBI証券
- 楽天ポイントを使いたい&楽天経済圏を活用したいなら→ 楽天証券

楽天証券については、別途記事を紹介予定です。
SBI証券と楽天証券はどちらも優れたネット証券ですが、それぞれに特徴があります。自分の投資スタイルに合った証券会社を選び、上手に活用しましょう。
次の章では、SBI証券の総合評価と、どんな人に向いているかをまとめます。
7. まとめ:SBI証券は利用すべきか?
SBI証券は、手数料無料の「ゼロ革命」・豊富な投資商品・ポイントサービスなど、初心者にもメリットの多いネット証券です。一方で、取引画面の見づらさやメンテナンスの多さには注意が必要です。
☑️ SBI証券のメリット
- 各取引の手数料が無料(ゼロ革命)
- 日本株・米国株・投資信託・IPOなど商品が豊富
- クレジットカードで積み立てできる
- Vポイント・Pontaポイントなどが貯まる
- 利用者が多いため、解説動画や記事が多い
❌ SBI証券のデメリット
- 取引画面が初心者には少しわかりにくい
- 定期メンテナンスが多く、取引できない時間がある
SBI証券はこんな人におすすめ!
☑️ 手数料を抑えてお得に投資を始めたい人
☑️ 豊富な投資商品から選びたい人
☑️ Vポイントなどの各ポイントを活用したい人
☑️ 資産形成を検討中でNISAやiDeCoに挑戦したい人
迷ったらSBI証券と楽天証券の併用もおすすめ!
「どちらがいいかわからない…」という場合は、両方の口座を開設して使い分けるのも一つの手です。
- 手数料無料&ポイント狙いならSBI証券
- 楽天経済圏を活用したいなら楽天証券

私もSBI証券・楽天証券の両方を開設しています。
SBI証券は、初心者でも少額から投資を始めやすく、手数料が無料のためコストを抑えられる証券会社です。「どこで投資を始めるべきか迷っている初心者」には、まずはSBI証券を開設してみるのがおすすめです!
開設は無料であるため、実際に試してみてから判断するのもよいと思います。証券会社選びで迷っている方の参考になれば幸いです。

両親や友人に証券会社ってどうなの?とは聞きにくいと思います。やはり自分自身で使ってみるのが一番です。まずは口座開設から資産形成の一歩を踏み出しましょう!
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