【2025年最新】SBI・VYMとSBI・SCHDはどっちがいい?SBI証券の高配当投資信託の違いと選び方

資産形成

近年、株式投資において 「高配当株」 が注目を集めています。高配当株とは、企業が株主に対して安定した配当を支払う銘柄のことで、長期的に資産を増やしたい投資家にとって魅力的な選択肢となります。特に、仕事をしなくてもお金が勝手に入ってくる「不労所得」はメリットです。

また、定期的に配当を受け取ることでキャッシュフローを確保できるため、老後資産形成やセミリタイアを目指す人にとっても適した投資戦略だと思います。

本記事はSBI証券の米国高配当投資信託について、私の経験などを踏まえて解説します。

たかたか
たかたか

インデックス投資が安定!でも高配当株も気になっていませんか?私も最初はインデックス投資オンリーでしたが高配当株にも手を出しています。

本記事でわかること
  • SBI・VYM、SBI・SCHDの2つの投資信託を比較
  • 各投資信託の基本情報・運用方針
  • それぞれの組み入れ銘柄配当利回りの違い
  • 手数料・リスク・リターン比較
  • どの投資信託がどんな投資家に向いているか

1. SBI証券の高配当投資信託とは?

高配当株への投資を考える際、個別銘柄を選ぶのは銘柄分析や分散投資の観点から難しいこともあります。時間がない社会人投資家の多くは「投資信託」や「ETF」を利用し、手軽に分散投資を行っています。

たかたか
たかたか

個別株は難しいです。「NVIDIAって会社、知らないけどがみんな良いって言っている」→「じゃあ買うか」とはならないです。

ネット証券大手のSBI証券では、米国の高配当株に投資できる投資信託を提供しています。私も気になっている2024年に誕生した以下の2つの投資信託を紹介します。以下、本記事では太字の略称で記載します。

  • SBI・VYM [正式名称:SBI-SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型)]
  • SBI・SCHD [正式名称:SBI-SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)]

これらの投資信託は、いずれも高配当株に分散投資できる魅力的な商品ですが、それぞれの投資対象・運用方針・リスク特性には違いがあります。

たかたか
たかたか

どっちもアメリカの高配当株に投資しますが、何が違うのでしょうか。


初めに、各投資信託の基本的な情報について紹介し、どんな人に向いているかを解説します。

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2. 各投資信託の基本情報

SBI証券が提供する高配当株投資信託は様々ありますが、ここではSBI・VYM、SBI・SCHDの2種類を見ていきます。それぞれの投資信託の基本情報を確認し、どのような特徴があるのかを見ていきましょう。

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2-1. SBI・VYM(VYM連動)

概要

SBI・VYMは、米国の高配当株に投資する投資信託で、バンガード・米国高配当株式ETF(VYMに連動しています。VYMは米国の 「FTSE High Dividend Yield Index」 をベンチマークとしており、時価総額の大きい優良な高配当株を中心に組み入れています。

基本情報

  • 運用会社:SBIアセットマネジメント
  • 連動指数:FTSE High Dividend Yield Index
  • 投資対象:米国の高配当株
  • 主な特徴:大型株中心、比較的安定した値動き
  • 分配金:年4回(四半期ごと)
  • 信託報酬:0.1238%(税込)
  • 設定年月日:2024/01/30

特徴

  • 大型株中心の高配当株ETF → ボラティリティ(値動きの変動)が比較的小さい
  • 約400銘柄に分散投資 → 幅広いセクターに投資可能
  • 配当利回りは約3.15%程度(過去5年平均)

2-2. SBI・SCHD(SCHD連動)

概要

SBI・SCHDは、米国の シュワブ・米国配当株式ETF(SCHD) に連動する投資信託です。SCHDは 「Dow Jones U.S. Dividend 100 Index」 をベンチマークとしており、配当による収益と中長期的な値上がりを目指します。

基本情報

  • 運用会社:SBIアセットマネジメント
  • 連動指数:Dow Jones U.S. Dividend 100 Index
  • 投資対象:米国の安定した配当株
  • 主な特徴:成長性も考慮、増配傾向の銘柄中心
  • 分配金:年4回(四半期ごと)
  • 信託報酬:0.1238%(税込)
  • 設定年月日:2024/12/20

特徴

  • 増配傾向のある高配当株を厳選(配当の安定性重視)
  • 約100銘柄に厳選投資 → 集中投資型のポートフォリオ
  • 配当利回りは 約3.52% 程度(変動あり)
たかたか
たかたか

VYMはETFで直接購入できましたが、SCHDは現在も購入することはできません。2024年12月に日本で初めて購入できるようになり話題となりました。

2-3. 2つの投資信託の比較表

項目SBI・VYMSBI・SCHD
連動ETFVYMSCHD
投資対象米国大型高配当株米国の安定配当株
銘柄数約400銘柄約100銘柄
配当利回り(目安)約3.2%約3.5%
配当月年4回(2・5・8・11月)年4回(3・6・9・12月)
信託報酬0.1238%0.1238%

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2-4. どの投資信託がどんな投資家に向いているか?

  • SBI・VYM(米国の大型高配当株に投資)
     → 米国の高配当株に幅広く投資したい人向け
  • SBI・SCHD(増配傾向のある厳選100銘柄に投資)
     → 増配を重視し、安定した配当成長を期待したい人向け
たかたか
たかたか

こういう内容なんだと思っていただければ、それでOKです。


次の章ではそれぞれの運用方針構成している銘柄について、紹介します。

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3. 投資信託の運用方針と構成銘柄

SBI・VYM、SBI・SCHDは、それぞれ異なる指数に連動しており、組み入れ銘柄の選定基準や運用方針が異なります。ここでは、それぞれの投資信託の運用方針や、構成銘柄の特徴を詳しく見ていきましょう。

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3-1. SBI・VYMの運用方針と構成銘柄

運用方針

SBI・VYMは、FTSE High Dividend Yield Index に連動し、米国の高配当株のうち、大型株を中心幅広く投資する投資信託です。大幅な値上がりよりも、安定した高配当を重視した銘柄が選ばれています。

セクター構成(割合の高い順)2025年1月末時点

  1. 金融(約23%)
  2. 資本財(約12%)
  3. ヘルスケア(約11%)
  4. 情報テクノロジー(約11%)
  5. 一般消費財(約10%)

特徴

  • 米国の大型優良企業の高配当株 に幅広く投資
  • 400銘柄以上 に分散投資し、リスクを抑える
  • 金融セクターの割合が高め

3-2. SBI・SCHDの運用方針と構成銘柄

運用方針

SBI・SCHDは、Dow Jones U.S. Dividend 100 Index に連動し、米国の10年以上連続で配当を支払い続けている100銘柄に厳選投資する投資信託です。財務の健全性や収益性も考慮されるため、増配が期待できる企業が多く含まれています。

セクター構成(割合の高い順)2025年1月末時点

  1. 金融(約19%)
  2. ヘルスケア(約17%)
  3. 生活必需品(約14%)
  4. 資本財(約13%)
  5. エネルギー(約12%)

特徴

  • 増配傾向のある企業を厳選(財務の健全性も考慮)
  • 銘柄数は約100と少なめ だが、増配余地が大きい企業が中心
  • 金融やヘルスケア、生活必需品セクターの比率が比較的高め

3-3. 2つの投資信託の構成比較表

項目SBI・VYMSBI・SCHD
連動指数FTSE High Dividend Yield IndexDow Jones U.S. Dividend 100 Index
投資対象米国の高配当大型株米国の安定配当株(厳選100銘柄)
銘柄数約400約100
セクター比率金融・資本財・ヘルスケア・中心金融・ヘルスケア・生活必需品中心
地域分散米国のみ米国のみ
上位銘柄SBI・VYM上位銘柄SBI・SCHD
ジョンソン&ジョンソン3.84%アッヴィ4.63%
エクソン・モービル2.69%コカ・コーラ4.58%
P&G2.56%シスコ・システムズ4.41%
JPモルガン・チェス2.45%アムジェン4.36%
ファイザー2.21%テキサス・インスツルメンツ4.22%
シェブロン2.12%ファイザー4.18%
ホーム・デポ2.04%シェブロン4.08%
イーライリリー2.02%ベライゾン4.07%
アッヴィ1.83%ブラックロック3.89%
コカ・コーラ1.83%ブリストル・マイヤーズ3.89%
たかたか
たかたか

まずは投資先・構成銘柄の数だけ意識しましょう。


次に実際に売買する場合にかかる手数料やコストについて、解説します。

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4. 手数料・コストの比較

投資信託を選ぶ際には、手数料やコストも重要なポイントです。手数料が高いと、長期的な運用リターンに影響を与えるため、できるだけ低コストな投資信託を選ぶことが大切です。

ここでは、SBI・VYM、SBI・SCHDの各投資信託について、信託報酬や売買コストなどの手数料を比較していきます。

4-1. 信託報酬(運用管理費用)の比較

信託報酬とは、投資信託を運用するためにかかる費用で、投資信託の純資産から日々差し引かれます。一般的に、信託報酬が低いほど運用コストが安く、長期的なリターンを高めやすいです。

3つの投資信託の信託報酬比較

投資信託信託報酬(年率・税込)
SBI・VYM0.1238%
SBI・SCHD0.1238%

ポイント

どちらも約0.12%ですね。世の中には1%以上の投資信託が多くあります。そこと比較しても安いです。

たかたか
たかたか

持論ですが1%未満ならば購入の検討あり、それ以上は論外だと思っています。

4-2. 売買手数料の比較

SBI証券では、これらの投資信託はすべて購入時手数料が無料(ノーロード) となっています。

投資信託購入手数料解約時の手数料
SBI・VYM無料(ノーロード)なし
SBI・SCHD無料(ノーロード)なし

ポイント

  • どの投資信託も 購入時手数料が無料(ノーロード) なので、投資初心者でも始めやすい
  • 解約時の手数料もなしなので、長期保有だけでなく、必要に応じた売却もコストを気にせず行える

4-3. 為替コストの影響

海外資産に投資する投資信託では、為替コストも考慮する必要があります。これらの投資信託はすべて円建てで運用されるため、投資家自身が外貨を用意する必要はありませんが、投資信託内部で為替取引が発生するため、実質的なコスト負担がある点に注意が必要です。

為替リスクとコストの影響

  • SBI・VYMとSBI・SCHD米国株のみを対象とするため、米ドル/円の為替変動がリターンに影響する
  • 為替手数料は投資信託内で発生し、投資家が直接負担するものではないが、為替スプレッド(買値と売値の差)による影響は長期的に考慮すべき

4-4. 配当金の課税コスト

これらの投資信託は分配金を受け取ると、その時点で税金(20.315%)が引かれるため、再投資する場合は税引き後の金額で再投資することになります。

たかたか
たかたか

二重課税調整制度があるため確定申告は不要です。ここでは説明は省略します。


次に皆さんが一番気になるだろう、リスクとリターンについて解説します。

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5. リスクとリターンの比較

投資をするうえで、リターン(収益)だけでなく、リスク(価格変動や為替影響など)も考慮することが重要です。SBI・VYM、SBI・SCHDは、それぞれ異なるリスクとリターンの特性を持っています。ここでは、過去のパフォーマンスやリスク要因を比較し、どの投資信託がどのような投資家に向いているのかを考えます。

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5-1. 過去のリターン比較

リターンの実績は、市場環境や経済状況によって変動しますが、各投資信託の連動する指数やETFの過去リターンを基に比較すると、以下のような傾向があります。

過去5年間の年平均リターン(2024年末時点)

投資信託1年リターン3年リターン(年率)5年リターン(年率)
SBI・VYM(VYM連動)+14.8%+9.8%+12.9%
SBI・SCHD(SCHD連動)+12.5%+7.7%+14.3%

ポイント

  • SBI・VYMは安定したリターン → 米国の高配当大型株に幅広く分散投資
  • 長期ではSBI・SCHDのリターンが高い → 財務優良な成長企業が多く、株価成長の恩恵を受けやすい

5-2. 値動き(騰落率)の比較

騰落率(価格変動の大きさ)は、リスクの指標となります。騰落率値が大きいほど値動きが激しく、低いほど安定していると考えられます。

過去5年間の騰落率(値動きの大きさ)

投資信託騰落率(過去1年)騰落率(過去3年)騰落率(過去5年)
SBI・VYM14.30%6.98%9.10%
SBI・SCHD7.64%4.97%10.72%

ポイント

  • SBI・VYMは安定性 → 大型株が多く、比較的安定した値動き
  • SBI・SCHDは長期だとやや値動きが大きい → 成長性の高い企業が多く銘柄も少ないため、上昇・下落の振れ幅も大きくなりやすい

5-3. 為替リスク

米国株や全世界株に投資する投資信託では、為替リスク(ドル円・ユーロ円などの為替変動の影響) も考慮する必要があります。

各投資信託の為替リスクの違い

投資信託為替リスク
SBI・VYM米ドル/円の影響が大きい(米国株のみ)
SBI・SCHD米ドル/円の影響が大きい(米国株のみ)

ポイント

  • SBI・VYMとSBI・SCHDは米ドルに依存 → 円高時に基準価額が下落しやすい
  • 2024年近年より円安だったため、基準価額が大きく上昇していました

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5-4. 分配金の安定性

配当を目的とした投資では、「分配金が安定して受け取れるか」も重要なポイントです。

各投資信託の配当利回り(2024年時点)

投資信託配当利回り(目安)配当の安定性
SBI・VYM約3.15%安定的(幅広い銘柄に分散)
SBI・SCHD約3.52%増配傾向(厳選100銘柄)

ポイント

  • SBI・VYMは安定的な配当 → 幅広い大型株に分散しているため、配当の急落リスクが低い
  • SBI・SCHDは増配傾向が強い → 連続増配企業を選定しているため、配当成長が期待できる

5-5. リスクとリターンの総合比較

項目SBI・VYMSBI・SCHD
5年リターン(年率)12.9%14.3%
ボラティリティ(変動幅)9.10%10.72%
為替リスク米ドル円米ドル円
配当利回り約3.15%約3.52%
増配の期待中程度高い
たかたか
たかたか

SCHDのほうが高い配当利回りを期待できます。

5-6. どの投資信託がどんな投資家に向いているか?

投資スタイルおすすめの投資信託
安定したリターンがほしいSBI・VYM
高配当+成長性を重視SBI・SCHD

ここまで各投資信託の情報を見てきました。次では「結局どっちの投資信託を選べばよいの?」と悩んでいる人に向けて、紹介します。

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6. どの投資信託を選ぶべきか?

SBI・VYM、SBI・SCHDの2つの投資信託は、それぞれ異なる投資戦略と特性を持っています。どの投資信託を選ぶべきかは、投資目的やリスク許容度によって異なります。ここでは、各投資信託がどのような投資家に適しているのかを具体的に解説します。

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6-1. 投資目的別のおすすめ投資信託

① 安定した高配当を得たい人 → SBI・VYM

おすすめポイント

  • 大型の米国優良企業 を中心に投資しており、配当が安定
  • 400銘柄 に分散されており、リスクが比較的低い
  • 配当利回りは 約3.2% と、バランスの良い水準

向いている人
☑️ 米国の大型高配当株に幅広く投資したい
☑️ 比較的リスクを抑えて安定した収益を得たい
☑️ 長期投資でコツコツ資産を増やしたい

② 増配も狙いたい人 → SBI・SCHD

おすすめポイント

  • 配当利回り 約3.5% と比較的高め
  • 財務優良な 増配傾向のある企業 を厳選(約100銘柄)
  • 5年リターンが 約14.3% と、成長性も期待できる

向いている人
☑️ 高配当だけでなく、配当の成長(増配)も狙いたい
☑️ 多少の値動きを許容し、リターンを最大化したい

③ 米国以外にも分散投資したい人 → 全世界株式などに投資できる投資信託

「アメリカだけはちょっと」と考える人には全世界に投資できる投資信託がオススメです。SBI証券では「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」が人気の投資先になっています。

おすすめポイント

  • 約9,000銘柄 に分散投資されており、リスクが分散
  • 配当利回りは 約3.0% と高め
  • 米国以外(ヨーロッパ・アジアなど) の優良株も含む

向いている人
☑️ 米国株に偏らず、世界全体に分散投資したい
☑️ 為替リスクを米ドル以外にも分散させたい
☑️ 新興国や欧州の高配当銘柄にも投資したい

たかたか
たかたか

全世界株については別記事で紹介予定です。私も購入しています。

6-2. 投資スタイル別のおすすめ投資信託

投資スタイルおすすめの投資信託理由
安定した配当を重視SBI・VYM幅広い大型株に分散されており、安定感がある
高配当+成長性を狙うSBI・SCHD厳選された増配銘柄に集中投資
リスクを抑えつつ分散SBI・全世界米国以外も含めた国際分散投資
利回り重視SBI・SCHDVYMより期待できる

6-3. 3つの投資信託の選び方まとめ

投資信託配当の安定性配当利回り増配の期待分散効果値動きの安定性
SBI・VYM◎(大型株中心)★★★☆☆(約3.1%)★★☆☆☆★★★★☆(400銘柄)★★★★☆(比較的安定)
SBI・SCHD◯(100銘柄に厳選)★★★★☆(約3.5%)★★★★★(増配傾向)★★★☆☆(100銘柄)★★★☆☆(値動きやや大きめ)
SBI・全世界
(参考)
◎(9,000銘柄分散)★★★☆☆(約3.0%)★★★☆☆★★★★★(国際分散)★★★★★(最も安定)

6-4. 実際にどれを選べばいい?

☑️ どれか1つに絞るなら?
👉 「SBI・VYM」がおすすめ!

  • 安定感があり、長期投資向き
  • リスクとリターンのバランスが良い
  • 投資初心者の20・30代にオススメ

☑️ 高配当+増配を狙うなら?
👉 「SBI・SCHD」

  • 配当利回りが高く、増配傾向の銘柄が多い
  • SBI・VYMより高い配当利回りが期待できる
  • 投資歴がある程度ある30代にオススメ

☑️ 分散投資を重視するなら?
👉 「SBI・全世界」

  • 米国以外の地域にも投資でき、リスク分散効果が高い

☑️ 迷ったらどうする?

  • SBI・VYMまたはSBI・SCHDとSBI・全世界を組み合わせる → 米国と世界全体の高配当株にバランス良く投資
たかたか
たかたか

投資初心者の20・30代ではバランスがよい「SBI・VYM」をオススメします。ある程度投資歴がある人には「SBI・SCHD」をオススメしたいです。

6-5. まとめ:あなたに合った投資信託を選ぼう!

  • 安定した米国高配当株を狙うなら → SBI・VYM
  • 高配当+増配を狙うなら → SBI・SCHD
  • 米国以外も含めて分散投資するなら → SBI・全世界

最終的に、どの投資信託を選ぶかは投資目的やリスク許容度によります。
「長期で安定運用したいのか?」「増配も重視したいのか?」を考えながら、自分に合った投資信託を選んでください!

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7. まとめ

SBI証券が提供する高配当投資信託「SBI・VYM」「SBI・SCHD」「SBI・全世界」は、それぞれ異なる特性を持っています。本記事では、基本情報、運用方針、コスト、リスクとリターン の観点から比較し、どの投資信託がどんな投資家に向いているのかを解説しました。

ここで、それぞれの投資信託の特徴を再確認し、最適な選択のポイントをまとめます。

7-1. 各投資信託の特徴まとめ

投資信託特徴配当利回り増配の期待値動きの安定性投資対象
SBI・VYM幅広い米国大型高配当株★★★☆☆(約3.1%)★★☆☆☆★★★★☆(安定)米国のみ
SBI・SCHD厳選された増配銘柄100社★★★★☆(約3.5%)★★★★★★★★☆☆(やや変動あり)米国のみ
SBI・全世界
(参考)
米国外も含めた国際分散★★★☆☆(約3.0%)★★★☆☆★★★★★(最も安定)世界全体

7-2. 投資目的別のおすすめ投資信託

投資スタイルおすすめの投資信託理由
安定した配当を重視SBI・VYM幅広い大型株に分散されており、安定感がある
高配当+成長性を狙うSBI・SCHD厳選された増配銘柄に集中投資
リスクを抑えつつ分散SBI・全世界米国以外も含めた国際分散投資
利回り重視SBI・SCHDVYMより期待できる

7-3. どの投資信託を選ぶべきか?

  • 長期で安定運用したいなら → SBI・VYM
  • 高配当+増配を狙うなら → SBI・SCHD
  • 米国以外も含めた分散投資をしたいなら → SBI・全世界

☑️ 投資初心者の20・30代なら? 👉 「SBI・VYM」

☑️ 投資歴がある30代なら? 👉 「SBI・SCHD」

迷った場合の組み合わせ例
💡 SBI・VYMかSBI・SCHDとSBI・全世界を組み合わせる → 米国株と全世界株の分散効果を高める

7-4. 終わりに

高配当株投資は、定期的な配当収入を得ながら資産を増やす戦略として魅力的です。ただし、短期的な株価変動や為替リスクもあるため、長期的な視点で投資を続けることが重要です。

最終的には、自分の投資目的に合った投資信託を選び、無理のない範囲でコツコツと資産形成を進めていきましょう!

たかたか
たかたか

高配当株投資では分配金という形で手元にお金が入ります。実際にお金が入ると資産形成へのモチベーションが上がり、途中でリタイアという最悪な展開を回避できるかもしれません。これはインデックス投資では味わえないものだと思います。

高配当株投資を検討している方にとって、最適な投資信託選びの参考になれば幸いです。

☑️ 本記事のまとめ

☑️ SBI・VYM:安定した米国大型高配当株に幅広く投資したい人向け
☑️ SBI・SCHD:増配傾向の高配当株を狙いたい人向け

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8. 高配当株投資ならSBI証券がおすすめ!

高配当株投資信託に投資するなら、SBI証券が特におすすめです。その理由を詳しく解説します。

☑️ SBI証券をおすすめする理由

  1. 低コストで投資できる投資信託が充実
    SBI証券は、信託報酬が業界最低水準の投資信託を多数提供しており、今回紹介した「SBI・VYM」「SBI・SCHD」「SBI・全世界」も、手数料が低く長期投資向きの投資信託です。
  2. ノーロード(購入手数料無料)で気軽に始められる
    これらの投資信託は 購入時の手数料が無料(ノーロード) なので、初心者でも少額から投資を始めやすいです。
  3. VポイントやPontaポイントを使って投資できる
    SBI証券では、VポイントやPontaポイントを使って投資信託を購入できるため、手軽に資産運用をスタートできます。
  4. 定期積立で自動投資が可能
    「投資タイミングがわからない…」という方も、毎月決まった額を自動で投資できる「投信積立」 を活用すれば、手間なく資産形成ができます。
  5. 住信SBIネット銀行との連携で為替コストもお得
    米国株投資をする場合、住信SBIネット銀行と連携すると為替手数料を大幅に節約できるのも魅力です。

☑️ SBI証券なら他の米国株ETFにも投資可能!

SBI証券では、今回紹介した投資信託だけでなく、VYMFANG+などの米国ETFを直接購入することも可能です。ETFと投資信託を組み合わせることで、より柔軟なポートフォリオを構築できます。

8-1. 関連記事の紹介

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